2021年に発売された人気ルアー一覧!!
スクーパーフロッグ/ボトムアップ
近年、カバーに対しての”吊るしの釣り”を行うアングラーが増えました。
それによって、カバーにいるバスはルアーを吊るしただけで見切るほどスレてしまいました。
そんな状況を打開する為にボトムアップが考え出したのがこのスクーパーフロッグで、もちろん吊るしで使うこともできますが、スクーパーフロッグが真に求めたのは本物のカエルが逃げているかのようなキックアクションです。
このリアルなキックアクションによって、吊るしの釣りには飽き飽きしているバスを水面まで誘って喰わせることがこのスクーパーフロッグには可能です。
吊るしの釣りで釣果が乏しくなった近年のバスアングラーに、次の一手を示したことで人気になったルアーです。
イヴォークゼロ/デプス
人気なメーカーと人気なプロ。
この2つが重なったルアーは大人気ルアーになるのが鉄則です。
しかも、そのルアーが発売よりも何年も前からメディアに露出をし、そして圧倒的な結果を残してくれば、アングラーの購買意欲を止められるモノはありません。
このイヴォークゼロは、そんなアングラーの購買意欲が噴火前の火山のように高まった状態で発売されたルアーです。
しかし、ここまで購買意欲を煽ると、そのルアーへ求めるハードルは高きを極めてしまいます。
それは当然で、我々消費者は待ちに待って恋い焦がれたモノに対して、待った分だけ、恋い焦がれた分だけハードルを高めてしまいます。
そんなハードルを超えることが出来なかったルアーは数多存在します。っがこのイヴォークゼロは木村建太プロの熱い情熱と拘り抜かれた愛情によって、我々 消費者が課したハードルを軽々と超えてくれました。
私はルアーの性能を評価する絶対的な基準は”定番化”するかどうかだと思っています。
このイヴォークゼロは一過性の人気に留まることなく、定番のルアーになる可能性を秘めたルアーだと思います。
オサカナスイマー125/レイドジャパン
『おさかな君』という名前であらゆるメディアに登場し、バスを確実に獲得していったオサカナスイマー125は、今までのスイムベイトとは違う「フォールで釣れる!!」という明確なコンセプトによって、アングラーに必要感を与えることに成功。
発売前から消費者の購買意欲を掻き立てました。
レイドジャパンとしては、購買意欲さえ掻き立ててしまえば成功はもう目の前でした。
何故ならオサカナスイマー125は、実釣性能の高さはもちろんのことアングラーをあらゆる面で助けてくれるギミックが随所に施されていたからです。
この「痒いところに手が届くギミック」と「明確なコンセプト」そして「確かな実釣性能」によって10年後でも使われ続ける可能性を秘めたのがオサカナスイマー125です。
フィッシュローラー/レイドジャパン
いくら釣れるワームを開発しても使い方が難しければなかなか売れません。
それは、テクニックも同じで、いくら釣れるテクニックでも使うのが難しければ一部の人が使うテクニックに終わってしまいます。
このフィッシュローラーは、ミドストやホバストといった釣れるが難しいテクニックを「よりイージーかつ効果的なモノにする」をコンセプトに開発されたワームで、ミドストやホバストの最大のネックであった使用感の無さを改善するためにヘッド部に水を受ける面を設け、エラを張らせた形状に設計。このように設計することで適度な抵抗を作り、アングラーに使用感を与えることに成功しています。
さらに、ホバストはセット方法が難しいのもネックですが、フィッシュローラーはフックセットの目印となるスリットが設けられているので、誰でも真っ直ぐフックをセットすることが可能です。
釣れるテクニックを私達の元に届けてくれたルアーです。
アベンタクローラーRSR/イマカツ
アベンタクローラーRSRは、イマカツの大人気クローラーベイト『アベンタクローラー』の新たなモデルで、アベンタクローラーRSで採用されたリアウィングセッティングを継承しつつ、素材を”透明ABS樹脂”と”カルピスボーン樹脂”によって制作した、今江克隆プロ曰く「究極最終形態」のクローラーベイトです。
性能は「アベンタクローラーRSのデッドスロー能力」「アベンタクローラーの集魚力」「ベネリネットクローラーの中速~高速リトリーブでのサーチ能力」と超万能な性能を有しています。
その完成度の高さと元からあったアベンタシリーズのブランド力によって、すぐさま大人気になったルアーです。
ダウズスイマー180SF/ジャッカル
人気バスプロ且つ大人気YouTuberである秦拓馬プロが制作した『ダウズスイマー220SF』をダウンサイジングしたモデルで、ジャッカルの実績と秦プロの宣伝力によって発売前から人気を博したビッグベイトです。
その人気の高さは凄まじく、ジャッカルの生産力を持ってしても未だにフリマアプリで高値で取引されているほどです。
オリジナルモデルよりも軽快なアクションが得意で、180mmというサイズ感によって様々なフィールドに対応してくれます。
ピクピク/ジャッカル
名前の通り”ピクピク”をやるために開発されたルアーで、通常のピクピクはソフト素材で行うのが常ですが、このピクピクはハード素材で出来ているのが特徴です。
ハード素材で作られたことによって、ピクピクのセッティングの難しさを克服し、さらにトレブルフックを搭載できるので、i字系ルアーにはバイトしなくなったセレクティブなバスのバイトでもしっかりとフッキングできるようになっています。
近年流行しているi字系ルアーのもう一つの手として人気を博したルアーです。
ヤマタヌキ/ゲーリーヤマモト
世の釣り人に「釣れるワームは何か?」と聞けば必ず上位に入ってくるのがゲーリーヤマモト。定番化しているワームだけでも『ヤマセンコー』『カットテール』『レッグワーム』『グラブ』等、枚挙に暇がありません。
そんなゲーリーヤマモトから発売されたヤマタヌキが人気にならないわけがなく、ゲーリー素材による確かな実釣性能と高比重ゆえにもたらされる飛距離によって、またたく間に人気を博しました。
”ゲーリーヤマモトのワーム”という高いハードルをしっかりと超えたルアーです。
MMZ/OSP
「10 Years Standard」を企業理念にし、その理念に沿った製品を作り続けているOSP。
しかし、その企業理念を守り続けるということは、万能なモノを作り続けるだけではないということを知らしめているのがこのMMZです。
通常、ルアーは汎用性が高いほど定番化しやすいです。
それは、既に定番化されているルアー(ヤマセンコーやドライブスティック、ジョインテッドクローなど)を見れば明らかですが、決して”汎用性が高い”と”定番化”はイコールではありません。
このMMZは”サイトフィッシング”に特化したワームで、クレバーなバスの口を使わせるために限定的なセットでしか使えない作りがなされています。
しかし、その限定的な状況下では無類の強さを誇るワームで、この釣り方にはコレと言われるほどのポテンシャルを持ったルアーです。
サカナサカナ/issei
isseiのプロスタッフ 赤松健プロが飼っていたアカメが水中に入った透明のビニールを執拗に噛んでいたことから考えついたワームで、テールにはビニールのような極薄のテールが採用されています。
この極薄テールとノンソルトマテリアルによって、サカナサカナは非常にアクションレスポンスのいいワームに仕上がっています。
また、サカナサカナという名前は「魚のシルエット」+「魚のシルエット」という意味があり、ボディ中央でカットすることで、リアボディだけで使うこともできます。
近年のスレたバスをも喰わせるフィネス性と2つの使い方ができる対応力によって人気を博したルアーです。