キムケンがイヴォークゼロ120/150を紹介!!

デプス(deps)よりキムケンこと木村建太プロが開発したノイジー『イヴォークゼロ(EVOKE ZERO)』が新登場!!

deps/イヴォークゼロ

アメリカのパイクを釣るために存在した大型のプロップベイトをバス用にコンパクトにしたルアーがありましたが、そのようなルアーは回転重視に作られているのでアングラーにはいい音が聞こえていましたが、水中には意外と音が響いていませんでした。

そこでキムケンは深いレンジにいるバスにも気づかせる為に「金属の摩擦音が欲しい」ということで、イヴォークのボディにヒートンとペラを取り付けたモノを制作して、10月や11月に使用したそうです。

そんな初期段階イヴォークゼロは「10月や11月といった低水温の状態でもバスを浮かせられるパワーがあった」ということで、本格的にイヴォークゼロの開発に着手したそうです。

低重心

イヴォークゼロは、ペラの抵抗に耐えられるように”ボディが低重心化”されています。

なので、内部ウェイトはもちろんのことヒートンを固定している部分も画像のように低重心になるように設計されています。

ペラの穴

ペラの後方の穴は楕円形の穴が採用されています。

前方はしっかりと固定されているが後方に遊びがあるので、シャフトが中間部分の穴の面を摩擦させて音を発生させます。

ヒートン

初めイヴォークゼロには、木材に使うようなヒートンを使用していたそうですが、木材用だと抜けが多く、折れてしまうことが多かったので、イヴォークゼロにはファインスレッドのヒートンを採用することになりました。

また、ファインスレットのヒートンだとペラ側の穴を小さくすることが出来るのでペラのブレが少なく、泳ぎだしとピッチを良くする効果もあります。

アルミ製カラー

イヴォークゼロにはリベットの球だと壊れるのが早いということで”アルミ製カラー”が採用されています。

ペラには硬さのあるジュラルミン、カラーには柔らかいアルミを使うことでペラを長持ちさせる工夫がなされています。

回らないカラー

カラーがペラと同時に回らないように工夫されているので、ペラが回転した際にしっかりと接触音を発してくれます。

さらに、この機構だとリアフックの余分な遊びも抑えられるので、フックがペラに絡まるトラブルを軽減してくれます。

3部構造

このようなルアーは、ヒートンを挿入する場所にあるABSが割れてしまうことがあります。

なので、イヴォークゼロは割れを防止するために画像のようにヒートンを設置する場所を3部構造にして、強度を向上させています。

容積

ボディの空気容積がしっかりしているので、ペラを大きくしてもボディの安定性は抜群です。

ラインアイ

このようなルアーは、ウィードやゴミなどがペラに引っかかるとルアー全体が回ってしまいます。

なので、キムケンはスイベルを足して使用していたそうですが、それなら初めからスイベルを搭載したアイを採用しようということで、イヴォークゼロには”スイベルアイ”が採用されています。

また、アイポジションが垂直だと頭を浮かしてしまって水噛みが弱くなるので、しっかりとグリップするように少し上側に取り付けられています。

フック

この系統のルアーはバラシが多いのが特徴です。

なので、フロントフックには4本針(ピアスクアッド)が採用されています。

(フロントフックにしか採用されていない理由は、木村プロの経験上 イヴォークゼロにバイトしてくるバスは、ルアーと並走してバイトしてくる際にルアーを追い越して喰ってくることが多いです。なので、9割近くフロントフックに掛かることが多く、リアフックはアシストフックに近いイメージなのでフロントフックに4本針が採用されています。)

また、ピアスクアッドにはスイベルが内蔵されているので、さらにバラシを軽減してくれます。

シャフト

イヴォークゼロをモノに衝突させるとシャフトが曲がってしまうことがあります。

ルアーを真っ直ぐに泳がすためにそのシャフトを真っ直ぐに戻しますが、繰り返しているとそのうちにシャフトが柔らかくなります。

そうするとシャフトが折れてしまうので、柔らかくなったら交換用のシャフトと交換します。(シャフトが中で折れてしまうと抜くことが出来ないので柔らかくなったら交換するのがおすすめです。)

イヴォークゼロの使い方

基本的な使い方は”ただ巻き””リッピング”の2通りです。(リッピングはギルを意識している状況で効果的です。)

コツとして、キャスト後ラインを水面に落としてしまうとルアーより先にラインが来てしまうので、ラインを水面に落とさずに巻くのが理想です。

リトリーブスピードは、イヴォークゼロが倒れないギリギリのスピードで巻くことがおすすめだそうで、木村プロはこのスピードで使うことが8~9割だそうです。

サイズ別使い分け

イヴォーク120は浅いフィールドやおかっぱりフィールドでおすすめです。

イヴォーク150は飛距離を出したい状況や魚にプレッシャーが掛かって大きなサイズしか反応しない場合におすすめです。

タックル

琵琶湖が荒れている状況でリッピングする場合以外はPEライン or ナイロンラインがおすすめで、木村プロはPEラインで使用することがほとんどだそうです。

しかし、PEラインで使用する場合は、一回り弾性の強いロッドを使わないとフックが曲がりやすくなるので注意が必要です。(木村プロはドラグも滑らせ気味にしています。)

ナイロンラインで使用する場合は27~40lbを使用します。(ラインを水に付けないように使うのでなるべく太い方がいいそうです。)

 

イヴォークゼロ スペック&カラー

イヴォークゼロ 150 スペック

Length : 150mm
重さ : 53.5g
タイプ : SURFACE
フック : F/ピアスクアッド #2/0(リューギ)、R/ブルータル #1/0(リューギ)
スプリットリング : #4
価格 : ¥3,960(税抜¥3,600)

イヴォークゼロ 120 スペック

Length : 120mm
重さ : 29.5g
タイプ : SURFACE
フック : F/ピアスクアッド #1(リューギ)、R/ピアストレブル #2(リューギ)
スプリットリング : #3
価格 : ¥3,740(税抜¥3,400)
発売日 : 2021年10月

イヴォークゼロ カラー

#01 ボーンシャッド

 

#02 ブルーバックへリング

 

#03 ビジブルブラック

 

#04 スカムパーチ

 

#05 グラスキャット

 

#06 セクシーシャッド

 

#07 マットチャート

 

#08 クロムブラックバック

 

#09 ピンクバック

#10 ワカサギ

 

情報元
https://www.depsweb.co.jp/product/evoke-zero/

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

あわせて読みたい