【ジャッカル×シマノ】21ポイズングロリアス 各モデルの特徴を紹介!!
シマノ(SHIMANO)公式YouTubeチャンネル SHIMANO TV公式チャンネル にて『【2021年新製品 バストークショー】「真の軽さとは?」ポイズン グロリアス/ 加藤誠司・小野俊郎・秦拓馬【シマノオンラインフィッシングショー】』が公開されています。
2021 新作ポイズングロリアス
ポイズングロリアス 1610Mの場合
前ポイズングロリアスシリーズの1610Mは、十分に物理的な「重量」「感度」「アクション」が揃った名竿でした。
そんな前作を超えるために上がったテーマが「魚が釣れる竿」です。
今作のポイズングロリアス 1610Mは、魚を釣るためにどのような竿が最適なのかを考えて作られています。
全体のバランス
今までのポイズンシリーズのステップアップ時には、前作に比べて10gや場合によっては20gも重量が軽くなっていました。
今作のポイズングロリアス 1610Mの自重は前作に比べて7g軽くなっています。
一見すると今回のステップアップは、それほどではありませんが、持って見ると今までかそれ以上のステップアップを感じることができるそうです。
では、このギャップがどこから生まれているかというとロッド全体のバランスを一から設計し直した点にあります。
バランサー
今まではロッドの持ち重り感を軽くするためにバランサーを入れていました。
しかし、新作ポイズングロリアスにはバランサーが入っていません。
今回は、バランサーに頼らずに全体的な設計のバランスによって、重心を調節しています。
モデル毎のバランス
全てのモデルがトップが上に上がるといいわけではありません。
ワーム&ジグ系のモデルは縦裁きがメインになりますが、巻物は水平か少し下がメインで、ジャーキングロッドは下裁きがメインです。
この新作ポイズングロリアスは、釣れる状況を作り出すための最適な軽さで制作されています。
各パーツ
リールシートは、従来のリールシートと手の当たる面は同じシルエットを保ちながら大胆かつ大幅に肉薄しています。
ブランク自体もより進化した”アルティメットブランクスデザイン”で制作されています。
ガイドは、ロッドを通常軽量化をする場合は、一番小さな径のモノを使用すればいいですが、今回は用途や必要な重心の位置によって全て変えられています。
さらに、今回は15アイテムに対して7種類のグリップが採用されています。
世代毎の変化
第1世代のポイズングロリアスは、釣りに対するジャッカルのノウハウとシマノのロッドの技術が融合したシリーズでした。
第2世代のポイズングロリアスは、さらに進化したシマノ技術とジャッカルの新しい釣りのノウハウが融合したシリーズでした。
第3世代のポイズングロリアスは、真の軽さを中心にロッドの個性に応じて最適化して使いやすく、魚が釣れるシリーズです。
21ポイズングロリアス 2510UL
2510ULは、フィネス用のスピニングロッドで、5フィート10インチというショートレングスが特徴のモデルです。
ショートレングスにすることによって、ワームを非常に細かくシェイクしたり、リアクションのアクションを短く速く移動させることが可能です。
全体的にレギュラーテーパーで、張りのあるアクションが採用されています。
また、トップの方が軽いので、羽が付いたようにフワッと持ち上がるフィーディングを得られます。
21ポイズングロリアス 263ML
桧原湖のようなディープでスモールマウスバスを釣る場合や琵琶湖・クリア系のリザーバーでラージマウスバスを釣る場合にシャッドプラグをキャロライナリグでディープまで沈めてジャークするテクニックがあります。
このシャッドキャロの釣りはシャッドプラグに加えてシンカーも用いるので、ジャーク時に非常に抵抗があります。
なので、この釣りを一日続けるとなると手首に非常に大きな負担がかかってしまいます。
ところが、この263MLはショートレングスを採用したことによって、手首に負担がかからないように仕上がっています。
さらに、ショートレングスにするとロッドパワーが無くなってしまいシャッドプラグがキレのあるダートをしなくなってしまいますが、敢えてトップ部分に若干のウェイトを加えてパワーを持たせたことにより、ショートレングスでありながら非常に大きな反発力&瞬発力を発生されるように設計されています。
また、キャロライナリグではないシャッドプラグでも非常に快適に扱うことが出来る設計で、トップが若干重い設計による副産物として、軽いルアーでもティップが曲がって楽にキャストすることができます。
シャッドキャロ以外にも小型のハードベイトを扱うのに長けたモデルです。
21ポイズングロリアス 266L
266Lはリグのスタイルやウェイトの差を幅広く使えるバーサタイルなスピニングロッドですが、小野プロは6フィート6インチのロッドはフィネスには長すぎると思っていたそうで、あまりフィネスに使ってこなかったそうです。
しかし、新たなポイズングロリアスは「振り軽さ」「持ち軽さ」を実現しているので、本来6フィート6インチのフィネス用ロッドが持っているネガティブな「振る際の重み」や「ワーム操作時のレスポンスの悪さ」が全て解決されています。
なので、6フィート6インチが必要な飛距離を稼ぎたい状況やカバーを上手く回避してバスとファイトしたい状況で、今までのフィネス専用のショートロッドと同じような使い勝手で、キャスティングのディスタンスやパワー感、カバー回避性能を得ることが出来ます。
また、”NEWアルティメットブランクスデザイン”によって、バットからトップまで素材を最適化して、しなやかなつながりで出来ているので、手元の細かい操作が増幅されることなくトップに綺麗に同じパワーを伝えてくれます。
21ポイズングロリアス 267UL+
i字系ルアーを用いるロッドに何が必要なのかというと、よく飛んで操作性が良く、魚を喰わすことができるロッドです。
この267UL+は、シャープな振りでよく飛ぶモデルで、アキュラシーも良いのが特徴で、キャスト時には先調子のイメージを抱きますが、魚を掛けるとしっかりと曲がって魚をバラしません。
21ポイズングロリアス 268M+
パワーフィネスに使用するモデルで、バッドがミディアムヘビーアクション、ティップにミディアムアクションを採用しています。
パワーフィネスはカバーの中で魚を掛けるので、魚をカバーから引っ張り出さないといけません。
なので、バットは強く出来ています。
しかし、ティップまで硬いと繊細なアクションが非常に難しくなるので、ティップは適度に曲がる必要があります。
ですが、曲がりすぎると今度は魚を引っ張り出すことができません。
その矛盾を解消するための”NEWアルティメットブランクスデザイン”です。
ティップとバットの調子を変えて、どんなヘビーカバーからでも魚を引っ張り出すことが可能ながら、繊細なアクションも可能なモデルです。
21ポイズングロリアス 2610L-S
PEラインにリーダーを組んだセッティングで、ノーシンカーや虫系ルアーを微振動シェイクした際のティップの戻りやバイトした際のフッキングの速さに拘ったモデルです。
今までネガティブな要素でしかなかったロッドの重さを排除したことによって、ロッドを立てた状態のシェイキングを軽く行えて、さらにその軽さ故にハイレスポンスなシェイキングが可能です。
さらに、ソリッドティップ特有の戻りの速さによって、自分の思い描いた感覚通りのアクションを遥か彼方のワームに行うことができます。
21ポイズングロリアス 2610L/MH
2610ULMというモデルがありますが、この2610L/MHはそのハイパワー版というイメージで作られたモデルで、MHというバットパワーはスピニングロッドではあまりありません。
そのMHというバットパワーにLというティップが重要で、喰わせはLのティップで行って、掛けたらMHのパワーで魚を寄せることが出来ます。
6フィート10インチという長さは、ルアーを遠投する能力とウィードやカバーを躱す能力を有しています。
ウィードの釣りやパワーフィネス、大型の魚がいるエリアで魚を躱したい状況で活躍してくれるモデルです。
21ポイズングロリアス 165XH-SB
ビッグベイト用ロッドとしては短いレングスが採用されたモデルで、短いレングスを採用したことによってレンタルボートの釣りでも使いやすく、近年小技を効かせないと釣り難くなっているフィールドが多いですが、そんなフィールドでも短く操作性が良いので小技を効かせることができます。
さらに、ショートキャストでピンスポットを狙う釣りでもロングレングスだと取り回しが悪く、狙ったポイントにアプローチするのが難しいですが、165XH-SBはショートレングスなので狙ったポイントにしっかりとビッグベイトを送り込むことができます。
このモデルも他の21ポイズングロリアス同様にバランス良く作られているので、トゥイウッチを簡単に行うことができます。
また、通常 軽いロッドで重いルアーを思い切り振り抜くのは折れてしまいそうで躊躇してしまいますが”NEWアルティメットブランクスデザイン”によって、各パート毎に必要な”強度”と”曲がり”が備わっているので、躊躇することなくフルキャストできます。
21ポイズングロリアス 166M
巻き物から撃ち物まで10g前後のルアーに対応するバーサタイルモデルです。
ブランクスとガイド、リールシートのバランスが良いので操作がしやすく、軽く感じます。
また、持った際はティップだけしか入らないイメージを持ちますが、力を掛けるとベリーからバットまでスムーズに曲がってくれるので、巻き物をキャストする際にしっかりと曲がって力を使わずにキャストすることができます。
スタンダードなルアーを使う方におすすめのモデルです。
21ポイズングロリアス 1610M
人気機種1610Mは、クランクベイトやスピナーベイト、バイブレーションといった巻物全般からワーミングまで扱えるバーサタイルなモデルです。
振り軽さによってキャストが非常に快適なのが特徴で、飛距離もアキュラシーも最高レベルの性能を実現しています。
さらに”NEWアルティメットブランクスデザイン”によって、バットからトップまで最適な素材を組み合わせて作っているので、曲がりが非常に綺麗です。
小野プロは巻物に使うことが多く、状況に応じてルアーをローテーションする場合に中心となるモデルだそうです。
21ポイズングロリアス 1610MH
人気機種の1610Mに比べて、もう少しパワーのあるモデルなので、重めのハードベイトやワーム・ジグといったパワーフィッシングに適しています。
1610M同様に非常に持ち軽さ、振り軽さを実現。
それに加えて、綺麗なロッドテーパーのしなり、曲がりによって、キャスト時の飛距離もアキュラシーも最高レベルの性能を実現しています。
21ポイズングロリアス 170H
加藤プロはラバージグ使用時に170MHをよく使用するそうですが、この170HはHですが170MHよりもマイルドな使用感だそうです。
なので、バイブレーションやスピナーベイト、テキサスリグ、フットボールなど様々なことができるロッドだそうです。
ティップは少し乗せられる柔らかさがあるので、キャスト時にルアーウェイトが乗ってキャストしやすく、魚を掛けた後はバレの防止に繋がっているそうです。
また、実際のロッドの重さ以上に軽く感じる仕上がりなので、ルアーの動きを自然に行うことが出来ます。
21ポイズングロリアス 174MH+
テキサスリグやフリーリグ、スイムジグ、ブレーデッドジグ、スピナーベイト、バイブレーション、ジャークベイト、キャロライナリグ、高比重系ワームなどあらゆるルアーを一本でこなすことができるモデルです。
レングスが7フィート4インチと長いので飛距離が出しやすく、加えてカバー周りでランディングする際も長さを活かしてランディングすることが出来ます。
ロッドの重さは操作する様々な場面で邪魔になりますが、このモデルは邪魔な重さが排除されています。
操作時やフッキング時などロッドが動く様々な状況で性能がアップしているロッドです。