村上晴彦プロがスパテラのスプリットショットリグを紹介!!

一誠(issei)公式チャンネル issei一誠にて『【村上的】#113 自分だけ爆釣できる「スパテラ・スプリット講座」【バス釣り】』が公開されています。

スパテラのスプリットショットリグ

フリーノット

直結でフックを結んでしまうと引っ張った際にラインに癖が付いてしまいます。

なので、村上プロはフックとラインをフリーノットで結びます。

フリーノットの結び方は、輪を作ってその輪を半回転させます。

すると、画像のように8の字に輪ができます。

そのまま締め込んでもフリーノットが出来ますが、フック側の輪が大きすぎるので画像のように輪にフックアイを引っ掛けて引っ張ります。

画像ぐらい輪を小さく出来たらフックアイを輪から外して締め込みます。

そしてハーフヒッチで縛りますが、画像のように本線の引っ張る力10に対してあまり糸の引っ張る力5ぐらいで引っ張ります。

この方法でハーフヒッチを上下に繰り返して、あまり糸が下を向くようにします。(あまり糸が下を向くことでゴミ絡みを減らすことが出来ます。)

YAMAWA ゴム張りガン玉シリーズ

村上プロが使用しているガン玉は『ゴム張りガン玉シリーズ(YAMAWA)』で、このガン玉は内側にゴムが貼っているので滑りにくく、何回も使うことが出来ます。

また、通常の噛み潰しオモリでもティッシュペーパーや輪ゴムを入れて固定させるとラインを傷つけることを防げて、ズラすことも可能になります。

シンカーの位置

フックからシンカーの位置が5~10cmのショートスプリットリグは、シンカーを強く意識した釣りです。

ショートスプリットの場合、魚はシンカーを気にしますがそのすぐ後ろに艶めかしいワームが取り付けられているので、魚のターゲットがワームに移ります。

さらに、シンカーを持ち上げてフォールさせるとワームが変わったアクションをしてくれます。

アクション方法

流れのないポイントでは”ゆっくりズル引き”で誘います。

流れがある場合は”ドリフト”させて誘います。

赤松健 タックル

赤松健 スプリットショットリグ タックル

ロッド : ハートランド 別誂冴掛 710 AGS(ダイワ)
リール : ルビアスFC LT2500S(ダイワ)
ライン : UVF エメラルダスセンサー12ブレイドEX+Si 0.6号(ダイワ)+フロロカーボン 6lb
ルアー : スパテラ4インチ(issei)+マルチオフセット #4(カルティバ)+スプリットシンカー 3B


赤松健プロがスパテラの定番リグを紹介!!

フィネスが強い時期

バスは4月の前半から産卵を意識し始めます。

その産卵が始まるか始まらないかぐらいから5~7月ぐらいまでフィネスな釣りが非常に強くなります。

特に産卵が絡んだ直後ぐらいは強い釣りで無理に押し通すよりもフィネスな釣りの方が大きなバスを釣ることができます。

スプリットショットリグ

スプリットショットリグはオモリがワームから離れていることによって、オモリよりアングラー側のラインを動かしてもオモリからワームの間にあるラインはボトムに沈めておくことができます。

それによって、ラインがバスにあまり見えないので、バスがラインを見ている状況でスプリットショットリグは有効です。

スプリットショットリグの使い方

赤松健プロがスパテラのスプリットショッリグに使用しているオモリは軽いので、アクションさせる際にラインを張り過ぎるとオモリが浮いてしまいます。

そうなると、オモリからワームまでリグ全体が浮いてしまいバスにラインが見えてしまいます。

なので、その軽いオモリがボトムから離れないように丁寧にズル引きするのが重要です。

スパテラのノーシンカーセッティング

赤松プロはスパテラのノーシンカーリグをする際は、フォール姿勢を安定させるのと手返しを良くする為にスナップを使用しています。

フックのセッティング方法は、オフセットフックをスパテラの頭から刺して、スパテラの一番上のリブ辺りから抜きます。

そして、フックを真っ直ぐ刺せているのかを気にしながらフックをセットします。(ワームが曲がっていた場合は引っ張った場合にワームが回ってしまいます。)

もし、障害物がある場所で使用する場合はフックポイントを軽くワームに隠します。

また、ノーシンカーリグさえ作っておけばガン玉を付けるだけで簡単にスプリットショットリグを作ることができるので便利です。

ノーシンカーの使い方

ノーシンカーで一番釣れるのは着水してから着底するまでのフォールの間です。

そんな大事なフォール中にワームをナチュラルにさせる為にラインテンションを抜いてフォールさせます。

ラインテンションを抜いているのでアタリは分かりにくですが、もしバスがワームを喰っていたらラインが走るので、軽くアタリを聞いてから喰っているようならアワセます。(ラインが止まることもあるので止まった場合は軽くアタリを聞きます。)

スパテラ おすすめフック

赤松プロはスパテラ4インチにはストレート系ワームを真っ直ぐ刺すことができる『マルチオフセット #2 or #4』を使用します。

#4の方はしっかりと刺すことが出来ますが、フックとワームの間に空きが少ないのでフックポイントが出にくいのが特徴です。

#2の方は#4ほど貫通性がありませんが、フックとワームの間の空きが大きいのでフックポイントが出やすいのが特徴です。

赤松プロは近距離でしっかりとフッキングパワーが伝わる場合は#2を使用。

ロッドが柔らかい場合や狙っているポイントが遠いなどでフッキングパワーが伝わらない場合は#4を使用するそうです。

スパテラとサカナサカナの使い分け

スパテラは塩入りなのでフォールが早く、飛距離も出すことが出来るので、ボトムで使う場合やフォールで使う場合に使用しています。

サカナサカナは塩が入っておらず浮力が高いので、中層またはボトムでもフワッとさせたい場合に使用しています。

ハートランド 7102L+FS-SV AGS18 別誂 冴掛710AGS

この別誂 冴掛710AGSがあれば、超フィネスな釣りからややパワフル(小さめのチャターやスピナーベイトなど)な釣りまでカバーすることが出来ます。

なので、クリアなリザーバーでおすすめです。

赤松健 タックル

赤松健 スプリットショットリグ タックル

ロッド : ハートランド 7102L+FS-SV AGS18 別誂 冴掛710AGS(ダイワ)
リール : イグジスト 2500(ダイワ)
ライン : PE 0.8号+フロロカーボン 6lb
ルアー : スパテラ(issei)+スプリットショットリグ


赤松健プロがスプリットショットリグを徹底解説!!

なぜスプリットショットリグが釣れるのか?

スプリットショットリグが釣れる理由は「ワームとラインがボトムから離れていないから」だと赤松プロは考えています。

このワームとラインがボトムから離れていない状態は、エビやゴリなどの生物がバスに見つからないように逃げている状態に似ています。

なので、この状態はバスにとって非常にナチュラルな状態です。

テキサスリグとの違い

ワームとラインがボトムから離れていない状態というとテキサスリグでも良さそうに感じますが「スプリットショットリグはワームがノーシンカー状態のままボトムを攻めることが可能」なのがキモです。

なので、ノーシンカーリグでラインを沈めてボトムを攻めるのも同じく有効なテクニックですが、ノーシンカーリグだとラインとワームを沈めるのに時間が掛かってしまいます。(ノーシンカーリグはワームが着底してもラインは浮いている。)

それに比べてスプリットショットリグはオモリが取り付けられているので、テンポ良くボトムを攻めることが出来ます。

さらに、スプリットショットリグはアクションさせたとしてもシンカーが浮かなければワームとラインが浮きません。

アクションのキモ

スプリットショットリグのシンカーが着底した状態でも早くアクションさせるとシンカーが浮いてワームも浮いてしまいます。

なので、シンカーがボトムをキープし続けられるようにボトムを感じながらアクションさせるのが重要です。

スプリットショットリグの基本動作

まず、スプリットショットリグをキャストしたらラインをフリーにした状態でボトムまでフォールさせます。

スプリットショットリグが着底したらゆっくりラインスラックを取って、ラインが張りそうになったらゆっくりとロッドでボトムを感じます。

感じたらできるだけゆっくりボトムをズル引きします。

ラインの存在

テキサスリグはアクションさせるとラインが浮いてその存在をバスにアピールします。

対して、スプリットショットリグはシンカーとワームの間のラインがボトムに付いた状態でアクションすることができるので、ラインの存在をバスから消すことができます。

この要素もスプリットショットリグが釣れる要因の一つです。

また、フィネスなリグを扱う場合はラインを細くする必要がありますが、スプリットショットリグはボトムにラインが張り付くので太いラインを使用することができます。(赤松プロは6lbを基準に8lbや10lbも使用します。)

スプリットショットリグのリーダーの長さ

赤松プロがスプリットショットリグで基準としているリーダーの長さは25cmです。

この25cmという長さがバスにラインの存在感を与えづらくキャストもしやすい丁度いい長さです。

もしもバスがシビアな場合は40cmまでリーダーを長くします。

このようにリーダーを長くするとシンカーが着底した後のノーシンカー状態が長くなり、スタックを外した際の余韻が大きくなります。

また、25cmのリーダーでよく釣れている場合は手返しを上げるためにリーダーを10cmまで短くします。(ショートリーダーはスタックを外した際にクイックな動きでリアクションバイトを狙うことができます。)

スプリットショットリグのシンカーの重さ

スプリットショットリグのシンカーの重さは根掛からない重さ、且つボトムが取れる重さを選びます。

スプリットショットリグはボトムを取りながら誘うリグなので、ボトムが取れることが優先です。

しかし、重くし過ぎると根掛かりが起こりやすくなるので、根掛かりしづらくボトムが取れる重さを選ぶのが重要です。

赤松プロがおすすめしているウェイトは『楽ワリシンカー 1.2g & 1.8g』の2種類です。(スパテラのスプリットショットリグの場合は1.2gを使用することが多いそうです。)

この2種類があれば重くしたい場合に多数取り付けることで対応することができます。

スプリットショットリグ おすすめワーム

赤松プロがスプリットショットリグによく使用しているワームは『スパテラ 7.8インチ』『スパテラ 5インチ』『スパテラ 4インチ』『スパテラ 3インチ』『スーパースティック 2.5インチ』『ビビビバグ 3.2インチ』『ビビビバグ 2.6インチ』『ダニー』です。

スパテラ4インチ セット方法

赤松プロが特にスプリットショットリグで使用しているワームが『スパテラ4インチ』で、このスパテラ4インチには『マルチオフセット #4』を使用しています。

刺し方は、まずスパテラの頭からフックを刺して、一本目のリブからフックを抜きます。

そして、兎に角真っ直ぐになるようにフックを刺します。

最後に水の中でスパテラを引いてみて回転しないのなら完成です。

また、ノットはよりナチュラルにアクションしてくれるフリーノットorスナップを使用しています。

タックル

赤松健 スプリットショットリグ タックル

ロッド : ハートランド HL7102L+FS-SV AGS18 別誂冴掛(ダイワ)
リール : イグジストLT2500S-H(ダイワ)
ライン : UVF ソルティガデュラセンサー8+Si2 0.8号(ダイワ)+フィネスブレイブZ 6lb(ダイワ)
ルアー : スパテラ 4インチ(issei)+スプリットショットリグ

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