赤松健プロがPEラインによるメタルバイブレーションのセッティングを紹介!!

一誠(issei)公式チャンネル issei一誠にて『【AK◆BOX】真冬の一匹を釣るベストセッティング “ザリメタル×細PE”【バス釣り】』が公開されています。

PEライン×ザリメタル

細いPEラインによる利点

細いPEラインでメタルバイブレーションを扱うとラインテンションの”緩急”を付けやすいのが特徴です。

PEラインは伸びが少ないので、張りたい時に張れて緩めたい時に緩めることが出来ます。

なので、メタルバイブレーションのリフト&フォールと物凄く相性がいいです。

さらに、メタルバイブレーションは遠くに飛ばせられるルアーですが、PEラインはより遠くに飛ばすことが出来て、遠くでもラインの伸びが少ないので細かなアクションがつけやすく、テンションを抜きたい時にさっと抜けるのでナチュラルでスピーディーなフォールが可能です。

メタルバイブレーションの良さをより活かせるのが細PEラインです。

ザリメタル

特にザリメタルはPEラインと相性がいいのが特徴です。

ザリメタルはフォールがイレギュラー(真っ直ぐフォールすることもあれば横に切れ込むフォールやスパイラルフォールもします。)ですが、このイレギュラーアクションはラインテンションがゼロでないと出すことが出来ません。

なので、しっかりとラインテンションを抜き切れる細PEラインが最適です。

フッキング

メタルバイブレーションは遠投が可能ですが遠投先でバイトがあった場合、伸びるラインだとフッキングを決めることが出来ません。

ですが、伸びの少ないPEラインならフッキングを決めることが出来ます。

しかし、力が入りすぎて切れてしまう場合があるので、ドラグはアワセ時に少し出るようにしておくといいそうです。

リフト&フォール

PEライン使用時のリフト&フォールの場合は、100m遠投してもロッドで10cm上げるとルアーが10cmアクションしている操作感を得ることが出来ます。(実際はラインが少し伸びるのでズレるそうです。)

なので、極めて細かく操作することが出来ます。

さらに、メタルバイブで大事なフォール時にPEラインは緩急がつけやすく、ラインの体積が少ないので引っ張られるラインの抵抗が少ないのでフリーにフォールさせることができます。

遠投する理由

狙いのスポットがアングラーから5m先でもその狙いのスポットにダイレクトにキャストしても釣れないことがあります。

しかし、狙いのスポットの遥か沖にキャストしてトレースしてくると5m先で釣れることがあります。

これには、様々なパターンがあって「沖から付いてきてブレイクに差し掛かったから釣れるパターン」「頭の上にルアーが落ちると嫌なパターン」「ラインが馴染んでいないから釣れないパターン」があります。

5m沖で釣れるからと言って5m沖にキャストするのではなく、遥か沖にキャストした方が良いことがあるそうです。

トラブル回避

細PEをスピニングで扱う際にトラブルを減らす方法が3つあります。

「瞬発的なキャストをしない」「リーダーを長く取りすぎない」「ドラグを締めすぎない」の3つです。

PEラインはキャスト時にガイドに巻き付いたり、穂先に絡みついて飛んでいかないことがあります。

これらキャスト時の原因はラインが暴れることが最大の原因で、フロロカーボンラインだとトラブらないような瞬発的なキャストをした際にPEラインはコシがないので竿に絡みついてしまいます。

なので、瞬発的にキャストするのではなく、なだらかにキャストすることが大事です。

さらに、キャスト時にトラブルを減らすためにリーダーの長さはキャスト時に結束部が第1ガイドの前後に来るようにします。(おおよそ1.5~1.8m)

「ドラグを締めすぎない」は、PEラインは伸びがないので瞬間的な力が加わるとリーダーや結び目に負荷がかかって切れてしまうことがあります。

なので、ドラグを少し緩めてフッキング時に瞬間的な負荷がかからないようにします。

風がある場合のリフト&フォール

風がある場合のメタルバイブレーションのリフト&フォールは、ロッドを縦に捌くとラインが風を受けてテンションが掛かったままフォールしてしまうので、水面に糸を付けた状態でロッドを横に捌くだけでいいそうです。

それだけで、メタルバイブレーションは自力でリフトしてくれるそうです。

さらに、よりザリメタルをリフトアップさせたい場合は一番後ろのアイにスナップを通します。

そうすると、ルアーが立つので横に引っ張るだけで通常よりもリフトしてくれます。

リフト時の初速

赤松プロがリフト&フォールで大事にしているのが”初速”です。

ラインの張り出す瞬間をダラダラするのではなく、瞬発的にリフトさせることで、より魅力的なリフトができます。

この瞬発的なリフトのやり方は、ラインを張った状態でリフトさせるのではなく、ラインが緩んだ状態から一気にラインを張ることで可能です。

ダイワ/EGスナップ

一般的なスナップは可動域が広いのでワイドピッチですが、EGスナップは先が細いのでタイトピッチになります。

スナップの幅でウォブル幅の変更が可能です。

また、クイックスナップX 0番(カルティバ)を使うと良いアクションが出せるそうです。

タックルセッティング

PEラインのタックルセッティングで」他と違うのが竿選びとリーダーです。

ロッドはモノフィラで使用するロッドよりもラインの伸びが少ないので、ロッドがショックを吸収してくれるように柔らかめのロッドを選択します。

リーダーはPEラインの太さ以下が目安になります。

こうすることによって、仮に根掛って切れてもリーダーの先で切れるので、次にリーダーを結び直さなくて済みます。

赤松健 PEメタルバイブレーション タックル

ロッド : ハートランド 震斬77(ダイワ)
リール : ルビアスLT 2500(ダイワ)
ライン : PE0.6号+リーダー 8lb
ルアー : G.C.ザリメタル 9g(issei)

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