ニシネルアーワークス スメルトヘッドを紹介‼
BrushのYouTubeチャンネル brushbiwako にて『スメルトヘッドを語る 舞木雅和【琵琶湖バス釣り】』が公開されています。
舞木雅和プロがニシネルアーワークス スメルトヘッドを紹介‼
スメルトヘッドの形状
スメルトヘッドは非常に長いノーズと90度アイを備えているのが特徴です。(このノーズの長さは重いヘッドになればなるほど顕著になります。)
この特徴によって、ウィードに対しては弱いという欠点はありますが、障害物にコンタクトしたことを察知しやすく、コンタクトした際には宙返りして躱してもくれます。
さらに、ノーズ部が大きいことによって前傾姿勢で泳ぎます。
これによって、浮き上がりにくくワームがボトムで寝ないのでアクションした状態で泳いでくれます。
また、画像のように上から見たときに厚みを抑えた扁平形状を採用しています。
これによって、ロックの間に挟まりにくいのが特徴です。
ロックエリアやハードボトムで非常に使いやすいジグヘッドです。
スメルトヘッドの使い方
スメルトヘッドの基本的な使い方は”ストレートリトリーブ”です。
ただ、時期によってリトリーブスピードを変更したり、モノにコンタクトさせることやストラクチャーの上のレンジを引くこともあります。
舞木プロはベイトフィッシュライクな巻き物として使用しているそうです。
シーズン
スメルトヘッドは構造上ウィードに弱いので、ウィードの無くなる11月末~4月の上旬まで使用します。
狙うシチュエーション
基本的にはハードボトムのフラットやブレイク、地形変化に絡む何か、マンメイドストラクチャーなどを狙います。
狙うレンジは水深1m未満から水深10m以上までのレンジで、ウェイトを変えることによって幅広く対応することができます。(バスがメインベイトとしているベイトフィッシュの集まるレンジに合わせます。)
シャッドテールのサイズ
2021年11月までは雨や風の影響により濁っていたので大型のシャッドテールとの組み合わせに反応が良かったですが、12月になると3インチクラスのシャッドテールへのバイトが増えたそうです。
舞木プロの考察では、11月までは上述したように濁りの影響があったのはもちろんのこと、モロコやハスッコといった比較的大型のベイトフィッシュが絡んでいたので大型のシャッドテールへの反応が良く、そのモロコやハスッコの代わりに12月に入ると小さなシルエットのヒウオがメインベイトになったので小型のシャッドテールへの反応がよくなりました。
このメインベイトの変遷に伴って、バスの反応が大型のシャッドテールから小さなシャッドテールへと変わっていったそうです。
アワセ
アワセは基本的に”巻きアワセ”します。
なぜ、巻きアワセするのかというと、ロックエリアで使用することが多いので、瞬発的にアワセてしまうと(ラインが硬いモノを跨いでいる状態で)根ズレによってラインブレイクしてしまうからです。
タックル
スメルトヘッド3/7ozや5/8ozといった重めのウェイトで舞木プロが使用しているロッドは『ZFX ZC73HJW(ノースフォークコンポジット)』です。
ティップが入るロッドだとロックにスタックしてしまうことがありますが、このロッドはヘビーアクションですが胴から曲がる張りのあるロッドなので、スタックを躱しやすくなっています。
リールには、遠投先やディープでもしっかりと巻きアワセることが出来る7.4:1のハイギアリールを使用しています。(XGやエクストラハイギアだとスローリトリーブのリズムが取りにくいのでハイギアリールを使用しています。)
ラインは『フロロカーボン 14lb』を使用しています。
スメルトヘッド 1/8ozで使用しているロッドは『ZFX ZS66ML MLT(ノースフォークコンポジット)』です。
このロッドもティップアクションではなく張りのあるタイプのロッドです。
ラインは『PE1号+フロロカーボン 12lb』を使用しています。
スメルトヘッド 2/7ozで使用しているロッドは、ZS66ML MLTよりもロングレングスで強い『ZFX ZS71MH POWER SPIN(ノースフォークコンポジット)』です。
ラインは『PE1号+フロロカーボン 12lb』を使用します。
リーダーの長さはロックエリアで使用することが多いので、根ズレを警戒して3ヒロ(約4.5m)取ります。
リグり方
スメルトヘッド 3/7oz #2/0(12g)にヴァラップスイマー3.3インチを取り付ける場合、まずヴァラップスイマーのセンターからフックを刺して、ワームをスライドさせながらフックに刺していきます。(初めての方は刺す前にフックが抜けるポイントを確認するのがおすすめです。)
この重いヘッド(スメルトヘッド 3/7oz)に小さなトレーラー(ヴァラップスイマー3.3インチ)の組み合わせだとロールアクションが出にくいので、スナップをセットします。
こうすることで、直結よりもロールアクションが出やすくなります。
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琵琶湖 春のスメルトヘッドの使い方
スメルトヘッド
スメルトヘッドは、ただスリ抜けるのでは無く適度にスタックしてくれるので、ただスリ抜けるだけでは食わない魚を外れるアクションでバイトまで持ち込むことが可能です。
スメルトヘッド トレーラー
アクスイ5インチ(ボレアス)
舞木雅和プロは、重いスメルトヘッド(12g、18g)には『アクスイ5インチ』をメインに使用しているそうです。
動きの質は、軽くヘッドがロールしながら全身がウォブリングアクションします。
水がクリアな場合に有効なトレーラーです。
イージーシャイナー5インチ(ケイテック)
軽めのスメルトヘッド(12g、8g)を水の透明度が高い場所で使用する際は『イージーシャイナー5インチ』を使用しているそうです。
動きの質は、細かくヘッドをロールさせながらボディが震えるタイプのアクションです。
ゆっくり目のリトリーブでの反応がいいそうです。
スイングインパクトファット4.8インチ(ケイテック)
軽めのスメルトヘッド(12g、8g)を水が濁っている状況で使用する際は『スイングインパクトファット4.8インチ』を使用するそうです。
幅広のテールが水を動かしてアピールするので、濁っている状況で有効です。
ヴァラップスイマー4.2インチ(ボトムアップ)
早めのリトリーブで使用する場合は『ヴァラップスイマー4.2インチ』の反応がいいそうです。
ロールとウォブルがハイピッチで細かく動くタイプのシャッドテールワームです。
ジャイロスター3.5インチ(ジークラック)
スメルトヘッド3.5gをスピニングタックルで使用する際には『ジャイロスター3.5インチ』がおすすめだそうです。
ヘッドが細かくロールしてウォブリングするタイプのシャッドテールワームです。
イージーシャイナー8インチ+ヒッチフックL
『イージーシャイナー8インチ』にスメルトヘッド4/0(18g、12g)とザップのヒッチフックLを組み合わせたセッティングは、バスがスポーニングエリアに上がって来て、シャッドテールワーム5インチ以下では食わせられない状況で、ビッグベイト感覚で使えるセッティングです。
スメルトヘッド 使い方
ボートポジションを4mラインに取って、バンク側の2mラインにキャストする場合は、イメージとしてはカーブフォールさせながらスローリトリーブで泳がせて、石に当たったらロッドティップを上げて石を交わします。
スメルトヘッド ロッド
舞木雅和プロが、スメルトヘッドに5インチのシャッドテールを組み合わせて使う場合は、ZFX ZC73HJW(ノースフォークコンポジット)を使用しています。
この釣りは、琵琶湖北湖のロックエリアや漁礁、一文字などで使用することが多いのでヘッドがスタックしやすいです。
なので、ティップが入らない張りの強いヘビーアクションのロッドを使うことで、スメルトヘッドがロックに入り込みすぎない状態を作って上手く交わしながら引いてきます。
また、長いレングスのロッドを使用することで、リーリング中にティップの高さを変えてロック系のストラクチャーを交わすことが可能です。
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